2010-04-12
JIS A 5308改正 コンクリート維新元年
この度、JIS改正に伴い4月1日コンクリート工業新聞、4月5日セメント新聞に記事が掲載されました。
記事の内容は以下の通りになっています。
[コンクリート工業新聞 参照]
日本マイコン神戸とリバティはソイルアンドロックエンジニアリングが開発したRI式骨材表面水量計「CONG-II」を4月から発売する。CONG-IIはRI(ラジオアイソトープ)を利用してバッチャープラントから自動で連続的に骨材の表面水率を測定するシステム。検出器が直接骨材に触れないので粗骨材の表面水率も測定可能。スケーラーを通してパソコンと連動させることでグラフ化による表面水率変動傾向の把握、平均値の自動計算などにも対応できる。
また一方で、リバティグループは「Liberty-Network(リバティネットワーク)」にCONG-IIを組み入れた新JIS対応の生コン製造・出荷管理システムを4月から発売する。
この製品はリバティグループの出荷管理システム「Navigator」、品質管理システム「Examiner」、動荷重システム「Balance」のネットワークにCONG-IIを組み入れたもので、骨材の表面水率もリアルタイムに反映させた品質管理を行うことで、新JISで求められる透明性の高い製造・出荷管理データの提示に、より高度に対応できる。
CONG-IIによって計測された表面水率は出荷管理システム(品質管理システムと連動)に転送され、このデータをもとに表面水率を補正した配合設定値入り出荷指示データが出荷管理システムから操作盤に転送される。骨材の表面水率をリアルタイムで受け取ることで、配合設定値への瞬時のフィードバックが可能になった。出荷管理システムと品質管理システムを連動させることで、品質管理からの配合設定値を取り込み、いつでも簡単に配合の見直しがかけられる。
日本マイコン神戸は動荷重システムも開発している。動荷重システムと出荷管理システムを連動させることで、出荷管理システムから1m3あたりの設定値・動荷重データが動荷重システムに送られ、単位量が計算され、伝票へのスムーズな単位量の印字が可能になる。提出を求められれば、動荷重システムからいつでも印字記録の出力ができる。
こうした特徴で、当該バッチの計量印字記録とそこから算出した単位量の印字に自動的に対応できる。
◆操作盤も開発中
日本マイコン神戸は新JISで求められている計量印字記録や単位量の提出に対応した操作盤を現在、開発中だ。新型操作盤は今年4月からの改正JIS履行に合わせて、本格的に発売される予定だ。