導入事例
骨材表面水計「CONGⅡ」 単位水量測定器「NACOM」 操作盤「Alivio」
導入工場様の声【その4】 Client Voice Part-Ⅳ
案件 | システム導入工場様の声 |
---|---|
お客様 | 弊社システム導入生コン工場 各社様 |
システム | 骨材表面水計「CONGⅡ」 単位水量測定器「NACOM」 操作盤「Alivio」 |
南州コンクリート工業株式会社 本社・小山田工場
課長代理 上原様 試験室長 木原様
◎対象システム
・骨材表面水計「CONGⅡ」
・操作盤「Alivio」
Alivioは、弊社の要望を組み込み、使いやすい操作性で業務がスムーズに進んでいます。操作ミス等もメッセージが表示されるため誤操作がなくなりました。リモートにてサポートも迅速な対応をして頂いて助かっています。
CONGⅡはリアルタイムで表面水率が分かり、助かります。品質の良い生コンをお客様に提供出来るように、役立てていきたいと思います。サポート体制も色々な要望に対応して頂いています。
PNS生コンクリート株式会社 神戸工場
工場長 黒山様 技術部長 前川様
◎対象システム
・骨材表面水計「CONGⅡ」
・単位水量測定器「NACOM」
・操作盤「Alivio」
◆骨材表面水計「CONGⅡ」・単位水量測定器「NACOM」
弊社は、標準化使用骨材(粗骨材4020除く)全てにCONGⅡが装備されています。細骨材を平成25年4月、粗骨材を平成26年4月に標準化管理とし、週1回頻度にてJIS試験方法との整合確認を実施しています。
当初の観念から表面水のバラツキは当然であり、安定確保とは永遠のテーマでありましたが、平成26年度活動計画からJIS試験方法との差を確認した結果、測定回数104回に対し、測定値±0.4%以内を実現しました。現在では、RI法による測定値は絶対的であると確信し、設備メンテナンスや検査方法の精度を高めることにより、測定値±0.3%以内での管理が実現できるものと考えます。
CONGⅡは表面水の工程検査であり、NACOMは単位水量の判定が高い精度で測定可能な製品検査となります。理論上はCONGⅡ指示表面水通り練混ぜればNACOM測定の必要性が無いと考えられますが、骨材表面水が安定していない場合の判定として不安要素が残ります。骨材貯蔵設備環境にもよりますが、弊社での管理手段としてはNACOM判定が目標通りであれば、CONGⅡ測定指示値も安定していると判断し、安定した品質が提供されていると考えます。電子レンジ法での単位水量測定値に補正係数を乗じることにより、水セメント比と圧縮強度との関係も高い相関にあることから、より精度向上に努めるべくバッチ温度測定、及び空気量測定も装備し、精度向上に努めている次第です。
現在は、軟練り配合や高強度コンクリートでの測定精度が高く、±5kg/m3程度での管理が実現しており、出荷終了の都度、品質の安定を確認することが全従業員の楽しみの一つでもあります。
◆操作盤「Alivio」
操作盤Alivioは、PNSとして導入後、各担当者のコンクリート製造に係わる意識が大きく変化してきました。それは、システムの活用を真剣に取り組めば、必ず答えに導いてくれるシステムであると言うことです。
PNS導入から早くも3年を迎えつつありますが、このパーフェクトネットワークシステムを活用し、今後どのようなコンクリートを作り込んでいくのかを思案しました。結論は、従業員一同が構造体に優しいコンクリートを提供しようと定まりました。
このテーマに答えるべく、リバティスタッフ一同の方々がソフト面、メンテナンス改造等に協力いただき、次世代コンクリートが可能となった次第です。
環境や地域性の違いにより、対応されるべくシステム環境も異なりますが、対応性に優れたAlivioは、目標とする質の作りこみができるシステムであると実感します。測定グラフの全体評価やピンポイントによる品質の確認が、私にとって唯一の楽しみでもあります。